男「神様っていると思いますか?」
(´-`).。oO(キタ━(;´Д`)━!! こう来るだろうと思ってたよ)
ぺ「いません」
男「どうしていないと思うのですか?」
(´-`).。oO(神様がどうこうってのは僕が最も嫌う話題だ。
この男、触れてはならないものに触れてしまったな)
ぺ「もし、神という存在がいて、人命や人々の運命をつかさどる力があるとしたら、
今、こんなにも罪のない多くの犠牲者は世の中に出ていないはずでしょう」
【このへんの詳細は忘れたけど、確か彼は、何かの犠牲になるというのは考え方の問題であってそれ次第では人の心は救われるというようなことを言っていた気がする】
ぺ「じゃあ伺いますけど、手足が変形するプロテウス症候群にかかった人や
幼くして骨髄腫に犯されたり、飢餓に苦しみながら命を落としていく子友達、
いじめ、親からの虐待、逃げ場を失いながらもなんとかこの世にしがみついて生きながらえながらも最終的には命を落とさざるを得なかった人々を、震災で全てを失った人たちの重みを、どう考え方を変えることで救われるという事ができるんですかね。
世俗の物から隔離されて天国に行けて幸せだとか言おうものなら殺されますよ。
デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィー症、年をとるにつれて筋肉が萎縮を続けて
若くしてその命を落とすことを知りながらも、その短い一生を懸命に生き抜こうとする弟を支えるべく、自分の将来も、結婚も、何もかもをあきらめた兄が、その弟を虐待死させられた気持ちを、挙句証拠不十分で加害者を裁くことが出来なかったその気持ちを、一体どう救われると言えるんですかね。
空気アレルギー、日光アレルギー、水アレルギー、本来生きるために必要なはずのものを体が拒んでしまい、それに触れると命にも関わる人間は、当たり前の日常を過ごすことすら許されないし、私利私欲やエゴでその命を奪われる者も大勢います。
それを人々ははかなくも短い人生を生きた英雄のように称えることで美化し、本来の問題をうやむやにする。どんなに忘れてはならないこともいずれは風化されてしまうのが現実です。神がいればこんな僕の心も救ってもらえますかね。」
堰を切ったかのようにバァー――ッと言い寄ったら男、たじろぎました。
そして。
男「命・・・大きい問題ですよね。
あなたは人が死んだあとの、天国や地獄と言った世界についてはどう考えますか?」
(´-`).。oO(話すりかえやがった・・・まあいい)
ぺ「ありません」
男「どうして無いと思うのですか?」
ぺ「いやいや。天国とか地獄とかあるとしたら、いわゆる魂ってものが人間に宿っていて、死後、肉体から解離するってことですよね。
仮に魂ってものが生き物に宿っていたとしましょう。
死後、肉体から解離して自分が倒れているのを見て「あ、俺がいる。俺死んだのか」とか思うとしましょう。
だとしたらこの世に確かにある肉体の存在そのものが矛盾するんですよ。
人は体で受ける五感は神経を伝って脳に伝える電気信号が到達することで感じたり考えたりするわけです。
そういう、見る、聞く、感じる、考えるっていう行為を魂がするのだとしたら、肉体に神経なんていらないし電気信号も伝達させようとしないはずなんですよ。
魂で見れるなら人は失明しても物を見れるし、そもそも脳という器官がいらないですよね。
見るのは視覚が、聞くのは聴覚がその役割を果たしているから出来ることなわけです。
そんなわけで人は死んだらそこまでです。その先は無です。
天国にも地獄にすらも行けません。
人が他界したら葬儀をするのは死者の為じゃなく、残された人々が心の整理をして前に進む為の儀式です(このへんは前にもFacebookにも書いたけど)。」
男「では一度死に瀕して再度蘇生した人の体験談などが数多くありますがそれはどうお考えですか」
ぺ「いや・・・思い込みか何かじゃないすかw
脳が異常な状態になってるわけですから幻覚とかもあるでしょう。
金縛りってのもあれは超常現象ではなくて、単に脳が起きていて体だけが深い睡眠状態に入ることで起こることが確認されてるわけですし」
男「確認されてるんですか!?」
ぺ「え。されてますよ」
男「何かそういうことを研究されているかたなんですか」
ぺ「いや、フツーに一般的な知識ですがw」
【中略】
男「ご結婚はされてますか」
ぺ「してません」
男「じゃあ、これからですね」
ぺ「いや、するつもりはありません」
男「どうしてですか」
ぺ「自分の宿命に大切な人を巻き込むことはできません」
男「それはどういう・・・」
ぺ「誰にも話したことはありません」
男「それはまたどうして」
(´-`).。oO(空気読め!身近な人に話さないのになんであなたに話すのだ)
ぺ「絶対に話しません」
【中略】
男「人は何の為に生きるんだと思いますか?」
ぺ「万人が生きる目的をたった一つに定義づけようとすること自体おかしなことだと思いますけどね。そんなものは千差万別でしょう。
ただし結局行きつくところとしては、きっと人は生きること自体が生きる目的なのでしょう。
生きがい、って言葉があるけど、結局それは個々が生み出した相対的な価値観でしかなく、絶対的なものじゃないんだと思います。
例えその生きがいを失ったとしても人は生き続けなくちゃいけないし、生きるしかない。
今、ここに存在するということの為にもがき苦しみながら苦労や努力をするわけで、それは命より大事だと思っているものを失った人ですら例外ではないと思います」
【中略】
男「神はどうして人間を創造したのか」
ぺ「神はいないと言ってる僕にその質問はおかしい気がするんですがw
神様がいきなり最初から人間の完成品をぽーん、と作ったのではないのはわかってることですよね。
全ての生物は(凡人なのであんま知らないけど)プランクトンとか微生物とかから始まり、それぞれが進化を遂げて至ったのが今の姿です。
それは環境に適応していくために各々が個々に必要とされる能力を身につけていったわけで、地球の環境が少し異なるだけでもしかしたら人間なんて誕生しなかったんじゃないですかね。」
エトセトラエトセトラエトセトラ!!!!!!!
何と1時間半も闘いました。
たまにはね。
言いたいことをどかんとぶつけて発散させないと。
学生時代、よくディベートをやったけど、なんかあの時の感じ久しぶり。
最初虫の居所もわるくなってイラッとしたけど、
この議論は少し手ごたえがあってよかった。