長寿健康姉妹で有名だった金さん銀さんのうち、
金さんがついに他界した時。ワイドショーをたまたま見てたらマスコミが銀さんに、
「金さんがいなくなって淋しいんじゃないですか!?」
とか訊いてた。
・・って、淋しいに決ってるやん。淋しくないわけがないじゃん。
どーしてぬけぬけとそーゆーこと訊くかね。
100年以上のつきあいに終止符を向かえる羽目になった
銀さんの気持ちをもう少し考えてやることができないもんかね。。
よくも平気なつらしてそんなことが訊けたもんだな、と
俺は憤りに身をこがしてテレビの電源をぶち切った覚えがあるよ。
近頃でも、さまざまなおっそろしいニュースをテレビで耳にするけど、
ワイドショーを見てるとひどいぜ。
彼ら報道陣(あくまで一部。立派に職務をまっとうしている
マスコミもいる)は、直接事件にかかわってしまった
被害者やその関係者、遺族の方たちの気持ちを汲んでやる
配慮にあまりにも欠けてると思うんだよな。
世田谷一家全員殺害事件などでも、
わざわざドキュメンタリー式のシナリオを
作成して、まるで推理小説の舞台でも演出しているかのよう。
マスコミとは世間で起こった出来事・事実の情報をを正確に
聴衆に伝えるものじゃなかろうか。
舞台をおもしろおかしく演出する必要性はまるでない。
こんな文化を持つのはおそらく日本だけだと俺は思うね。
先に述べた世田谷一家全員殺害事件の報道で
一番びびったのが、わざわざ記者会見まで設定して
殺害された子供の通っていた幼稚園の
先生にまで、被害者の子供の生前の話までさせて、
俺にはそーいった会見の内容にしたてあげる彼らの人間性を
疑わずにはいられなかったよ。
まあ、報道の仕事なんて数字が全てだからな。
他の局より高い数字とるには誰もが必死で、
少しぐらい非情にならないとやっていけない商売なのかもしれない。
だとしたら俺にはこういった職種は向いてないな・・・。
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