ふと気が付いたら僕はドラゴンボールの悟空でした。ドラゴンボールの設定にはあまり関係ないようで、オラ(<もうオラとか言ってるし)は悪の組織の秘密基地に乗り込み(悪の組織が出てくること多いな、オラの夢!)、とらわれた人々を保護し、皆で脱出を試みようとしているところだったんだ。
ところが少し小さな部屋にたどり着くとそこは行き止まりだった。何やらメカニカルな設備が整ってんだけんども、何かの研究室みてぇなんだ。暗闇の中で電子機器の青白い光が不気味に辺りを照らし出す・・・。
「だめだ。引き返そう」と言ったその時。
部屋の外からコツー・・ン、コツー・・ンと不気味な足音が近づいてきた。
「もうダメだ・・!見つかったか・・・!」
オラと、オラが救出したとらわれの身だった人々は物陰に身を潜めたんだけど、こんなに狭い部屋では見つかるのも時間の問題だ。
キィ・・・
扉のつがいの鈍い金属音が鳴るや、2人の男が入ってきた。
・・・ナッパとべジータだ(爆)。
「む・・・?」
2人はオラたちの気配を即座に察知し、こっちに近づいてきた。
「なんだ・・・・お前らか・・・。
いいか。俺たちはこれからやらなくてはいけないことがある。絶対に邪魔するんじゃないぞ」(これってナメック星でベジータがクリリンに言ったセリフだよな?)
そういうとべジータたちは、部屋の中にあった(入ってきた扉とは違う)もう一つの扉から部屋を出て行った。
「あれ・・、あんなところに扉なんてあったかな?」
とか思いつつも、べジータたちはオラたちのことが眼中にないということにも驚いた。けどよ、こっちは必死になって身を隠していたというのに、相手にされてないということがわかると無性に悔しくなってきたんだ。
ちくしょう、追いかけてこてんぱんにのしてやる!と、オラは1人で奴らのあとを追いかけたがどうやら見失ったみてぇだ。
どんどん歩いていくと、恐竜博物館みたいな、間違いなく室内だけど外の景色が広がる大きな広場に出た(マッスルタワーのムラサキ曹長のフロアか?)。草原や、熱帯雨林、遠くの方には遥かに山々が連なる。大自然の景色はまるで本物みてぇだった。オラたまげたぞ!(爆)
ドォ―――――ン!!!と、何かが大きな音を立てた。
何だ!?と後ろを振り返ると、火山が噴火している。そしてよくよく見ると、火口近くにべジータとナッパがいたんだ。だけど様子がおかしい。
2人は何やら一本の太いロープを手に、火山の火口から何かをひっぱりあげようとしている。
オラもそっちへ駆け寄ったが、べジータの取り乱しようは普通じゃなかった。目にうっすらと涙すらうかべている。
事情は飲み込めないが、何か大変なことが起こっていると察したオラは、そのロープを手にとり、べジータたちと一緒に引っ張り始めた。
べジータは火山の火口から何を引っ張り出そうとしてるのか?それはわからない。が、オラは無我夢中で引っ張り続けた。
その時。べジータが超サイヤ人に変化!!
「うぉおおおおおおおおお!!!」
べジータが絶叫する。そして。
「界王拳~~~~~~~~!!!!」
超べジータが界王拳!?もう話がめちゃくちゃだけど、とにかくそこまで事態は一大事なのか!?と、オラもすかさず超サイヤ人に変身し、さらに界王拳を50倍までに上げた。
(そこまでパワー発揮したらそれだけで地球破壊できちゃうだろうに、たかが何かを引っ張りあげるくらいどうってことなさそうだけど、夢だからそーいうもんでもないのよ)
すぽ~~~ん!!
・・・やっと抜けた虫歯みたいに、火山の火口から何かが飛び出してきた。空から降ってきた「それ」を、オラはすかさずキャッチする。
なんと。10歳にも満たないほどの1人の女の子だった。体のあちこちにやけどを負い、服はすすけて、意識はもうろうとしている模様。
そうか。火山の火口にいたこの女の子をべジータは助けようとしてたのか。
女の子が助かると、べジータは全身の力が抜けたかのようにその場にへたりこみ、「た・・・助かったか・・」と漏らすと嗚咽をもらしながら泣き崩れた。
ベジータ・・・おめぇが泣くなんてな・・・(爆)。
で、何が何だか意味がわからないながらも、何故かオラももらい泣きした(爆)。
べジータほどのパワーがありながらなんで1人の子供を引っ張り出すことすらできなかったのか、とかいう疑問はナンセンス。夢だから。
で、ふと気づいたんだけど、べジータたちが引っ張ってたロープはその女の子の首にひっかかっていた。
「・・・よく死ななかったなあ、おい・・・」
とか思ってるときに目がさめました。
(ていうかふつーに考えてロープとか焼き切れるだろ)
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